このキット、うつむき加減の上に右の肩が上がっています。
その上ヘッドパーツは胸から上と一体なので、おっぱいが筆を邪魔してとても描きにくいんです。
一度瞳を描いてどうにも納得できなかったので、洗って再度書き直し。
リキテックスは乾燥すると落ちませんが、その前ならだいたい落とせます。
ちなみに乾燥後の修正は削ってやります。
描くのはいつものリキテックスを筆で。
最近発売されたタミヤのコリンスキーの筆は、持ちやすい上になめらかで描きやすいお気に入りです。
腰が強い方が好きな人には向かないかな?とても柔らかい筆です。
私はずっと通販でお高い水彩画用の筆を買っていたので、模型店で手軽に手に入るようになってとても嬉しい発売でした。
さて、描くとなって一番困ったのは、おねてぃがもうかなり古い作品だと言うことです。
風見みずほでググっても、出てくるのはフィギュアばかり。
とにかく大きめの顔のアップが欲しいんですよねえ・・こういう時ネットは便利なのですが・・
少ない画像を参考に、なんとか描き込みました。

腕継ぎは済んだので、あとは頭です。
最近はほぼ髪継ぎはしないのですが、作例が髪継ぎまでしてあるのでやることに。
前髪を組む前に軽くラップを挟んで顔をマスクして接着します。
作業後ちゃんと取れるように、ラップを接着しないように、ほんの少し挟んで組みます。
この方法、接着剤が付いたり精度がいいキットだとラップが取れなくなることもあるので、自己責任で。
ただ、なぜこうするのかと聞かれると答えは簡単です。
マスキングテープやゾルを使った場合、継いだあと取るときに塗膜まで持って行かれたら修正が大変だからです。
一度、全部はずしてやり直したことがありました。
外れればいいですが,髪を折るリスクも増えます。
実際、塗装後の継ぎ目消しはリスクばかり増えるので,出来るだけ避けたい作業です。

最近は継ぎ目を消さない物が主流ですが、このキット、前髪は実は3パーツなのです。
それで恐らく作例では全部継ぎ目を消したんだろうと思います。
私は2パーツ先に繋いでいたので、前後の部分を消すだけです。
エポキシ接着剤で組んで、消す場所を少し彫り込みアルテコを使いました。
最近はロックレーザーばかり使っていますが、ラップを外す作業があるので接着力が欲しい。

あとは遠慮無く削り継ぎ目を消します。
アルテコは粒子が粗いので、最終的に1000番くらいで仕上げておきます。
残っていた傷が気になっていたので、そこもついでに消しましょう。

さて、明日塗装です。