ボークス ファティマ・クーン
ボークス ファティマ クーン
先日完成しました。
年越しちゃった。
凹凸が多いので、軽く研ぎ出してワックス塗ってます。
白い部分はクレオスのクリスタルパールの青を吹いて、ピンクとベースにはアメジストパール吹きました。
マスキングは簡単なようで、色差が大きいことと直線的なために塗り分けは非常にシビアです。
スーツは、このライン取りがいつも気を使います。
FSSのデザインは大きい所が極端に大きく、細い所が極端に小さく細い、一つ間違えばデフォルメのような所が微妙にバランス良くマッチしています。
例えばモーターヘッドの腰の細さは、上半身の加重を考えると非現実的な物ですよね。
でも腰がキュッとしまっていることで、デザイン的にも洗練されて見えます。
まるで、フランスの貴婦人がコルセットで無理矢理腰を小さくしているような、そんな緊張感。
でも、模型で作るとこれが難しい。
ファティマも同じく、上半身の加重を支える所の接触面がとても小さいので、突き抜けないよう気を配りながら芯を通していきます。
またファティマは骨が皮かぶっただけのような、骨格が見えるボディのモールドが特徴なので、それを消さないよう注意しながらペーパーをかけることも必要です。
ボークスは少々段差が大きなパーツもありますが、気泡が少ないのは助かりました。
シンプルだけど気を使う、そんなスーツ。
シアン夫人の助手になった気分で、キットを製作するのもいいモノです。
他の写真は続きを見るからどうぞ。
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